グロース市場の上場維持基準は、以下の通りとなっております。
グロース | |
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流通株式数 | 1000単位以上 |
流通株式時価総額 | 5億円以上 |
流通株式比較 | 25%以上 |
時価総額 | 40億円以上(上場後10年経過後から) |
株主数 | 150人以上 |
上場維持基準に適合しない状態となった場合、1年以内に上場維持基準に適合しなかったときは、上場廃止基準に該当とします。
現在このような基準となっておりますが、東京証券取引所は、12月18日に「市場区分の見直しに関するフォローアップ」にて、グロース市場の上場維持基準にメスを入れた方が良いと言う議論がされております。
この時価総額40億→100億になるという噂が至るところから出ております。
このような議論が定期的に行い、グロース上場企業に対して緊張感を与えるのが狙いもあるようですが、機関投資家が、時価総額の小さい企業はポートフォリオの枠組みに組み込みにくいとの意見が出ております。時価総額が小さすぎると、材料なしの仕手化されおもちゃにされるため、本来あるべき姿での投資がしにくいということでしょう。
市場もこのままで良いとは思われていないでしょうから、何かしら対応してきそうですね。
「市場区分の見直しに関するフォローアップ」は、定期的に開催されるようなので、中長投資家に対しては、注目度が高いのではないでしょうか。
JPXのHPは、定期的にチェックしていった方が良さそうですね。
この内容が参考になれば幸いです